美津子つれづれに…「私の苦労を知りもせで」

2018.02.22 Thursday

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    作品展が終わって、もう1か月たとうとしています。主人はオリンピック
    に夢中です。



    あの後、お抹茶教室に行くと、先生は「あなた良かったね。ご盛会で。
    これからは、あなたのお茶碗でお茶を出しなさい。それから、売る事も
    考えなきゃ」と言われ、男の人達は皆で「ご主人やさしいでしょう」、
    「何でもやってくれるでしょう」、「何も怒らないでしょう。ボクも無抵抗
    だけど」とかばかり。お花は?陶器は?


    何だか、一人よがりだったなぁとか、寒い中いらして下さったのに、きちっと
    おもてなしできなかったなぁとか、反省することばかりですが、考える間もなく、
    いっぱいお葬儀用供花の注文が入りました。


    Sumirenoは素敵なお花をやってくれるからと、葬儀屋さんの花を断って
    うちに頼んで下さるんだから、お応えしなきゃと、仕入から気を入れて
    作り、喜んでいただきました。

     

     

    いつも2月は店が暇なので、昼間日だまりの中、主人とバラの肥料をやったりするのに、

    毎日寒い日ばかり続いたので、とても外に出られず、主人にまかせてしまいました。


    そんな中でも、ウェディングボケーやコサージの仕事もこなしました。
     

     

     


    そして、一昨年10月に晋山式をなさった藤枝のお寺さんから、仏前結婚式
    をやるから、またお花をというお話をいただきました。
    あの晋山式で御住職になられた息子さんの結婚式です。


    お母様のブーケを作らせていただき、また、今度は息子さんの結婚式の花をやらせて
    いただけるなんて、花屋冥利につきます。


    主人と打ち合わせに行き、ご希望を伺って、どこにどういう風に活けるか大まかに決めて、
    洋菊の生産者Uさんのところにも一緒に行きました。


    Uさんの息子さんが笑顔で出て来て、「今日は奥さんも一緒ですか」と言いうと、
    お父さんも出て来て「総監督が来た」なんて。
    (やだ、主人いつも私のことなんて言ってるんだろう)でも温室に入れてくれて、
    好きな花をいっぱい選ばせてくれました。
     


    仏前だけど明るく、華やかに厳かに。


    集った花を見ながら、どこに、何を、どう活けるか、枝物を組んで割り振るのを
    前日1日かけてやり、当日は2:30から始めました。


    お寺は、とにかく広く、部屋数も多く寒い。


    器の用意してくれてある納戸へ行ったり来たり、器をセットして水を入れ、花材を
    運んできて、ごみを片付けるのが主人。私は、ただ花を活けるだけですが、
    この床の間のお軸は、迫力のある書だから、それなりに華やかに。
    ここは、格調高く厳かに、初めて対面する花器に合わせて、しかも、
    この花で10日後にも、また大勢の集まる会をなさるというので、持ちのいいようにと
    集中しなきゃ


    予め、どの花をどこに、どういう順序でとシュミレーションして紙に書いてあるのに
    主人ったら、「次は本堂でいい?」「この花器だっけ?」おまけに、次の移るごとに
    「さっきのごみ片付けたよ」といちいち報告しなきゃ気がすまない。


    「ウルサイ!」でもお寺だし、奥様がどこで見てるかわからないし、グッと我慢しながら...。


    お茶の仲間達も、洋菊の生産者のUさんも私の苦労を知りもせで。


    5:00近くになってすべて終わり、奥様にほめていただきました。


    本当のところ、主人なしではできなかったこと。


    奥様からご褒美にいただいた、新潟から到来の「越乃寒梅」の一升瓶を抱えて、足が
    ブルブルするなんて言いながら、満面の笑顔。


    大仕事が終わり、ほっと一息。Iさんおススメの伊集院静の「琥珀の夢」上下を読みました。
    前向きのサクセスストーリー大好き。それこそ、いちいち主人に話してやりたい
    話がいっぱい。次の東野圭吾が面白くなってきた頃、月に1度花材を届けている華道
    の先生が、紙袋いっぱいの本を持って来て、「これだけ読めば、向田邦子が全部
    わかるから」といきなり。

    最近「お正月に向田邦子のドラマをやらなくなったから、つまんないね」
    と主人と話し合ったから、配達の時、そんな話になったんだと思う
    けど、話がふくらんできたからきっと「女房が向田邦子のオタクです」とか
    「大ファンです」とか言って私に振ったんでしょ。いつもこうです。


    これから、久世光彦や弟さん、妹さん、「向田邦子研究会」の書いた本
    8冊を読破しなくちゃ。


     

    美津子つれづれに…「春を待つ心で を終えて」

    2018.01.31 Wednesday

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      お正月花から1か月のうちに作品展ということで、12月・1月は
      休みなく動いていました。


      自分が言い出したんだから、自分でやるしかないのだけれど、依頼心の強いのは
      生まれつきで、つい娘に甘えたことを言って「お母さんが自分からやるって言ったんだから」
      ときっぱり。


      それでも、年賀状で案内することにして、そちらのことはすべてやってくれました。


      「何でも自分でやらなきゃ」と思いながらも、タペストリーを飾りたいからと、主人に頼んで
      かけたい場所を言っても「ここに釘があるから、ここでいいじゃん」とか、かけてみて気に入らないから、
      やっぱりこっちに、と頼んでも「脚立を片付けちゃったから、ここでいいよ。」とか、乗り気のわりに
      ちっとも思うようにアシストしてくれなくて、やっきり。


      「全部自分でやるからいい」と断言して、椅子を持ってきて、おっかなびっくりテーブルにのって…。


      今回はどうしても、自分の思い通りにしたいと思ったんだもの。


      ギャラリーじゃないから、搬入や搬出がなくて楽なかわり、うちは物がいっぱいでかわり映えせず、
      ちょっと動かしては掃除をし、テーブルクロスをかけて、その下にいらない物を隠して、と
      やたら時間がかかって花室から出られませんでした。


      でも、こんな思い通りに動けることが嬉しくて。ここに来た頃は、人に器を運んできて水を入れてもらい、
      私は杖をついて花を入れるのがやっとでした。


      だからこの際、思いついたことは全部やろうと思って。


      間近になった頃、お抹茶教室で思い切って案内状を渡したら、先生が「その時は、お抹茶を出しなさいよ」
      と言われて、そこでまた、どうしよう、どうしようと。


      「春を待つ心で」の看板も吹き飛びそうな、強風と寒さの中の作品展でした。

       

       

      「風花の舞う」

       


      「花びらを集めて」

       

      「赤い花」

       

       


      「梅の花見においでませ」

       


      「山から山へ」

       

      「どうぞ ちょっと載せてみて」

       


      「遠き山に」

       


      「びなを迎えるころに」


      壁にマクラメや草木染めのタペストリーを飾り、自分の器に思いつくままに花を入れて、
      見ていただきました。


      思いがけなく、お抹茶の先生と先輩が一番に見えて、「テレビに電話したの?」
      (そんな大勢見えたら…)
      「こんなことができるなんて、ぜいたくよ。あなた楽しかったでしょう、これを売ろうとか
      いう欲が全くないんだから」
      (いいえ。ちゃんと値段もつけたし、買っていただいたらすごく嬉しいですけど)


      そこへ、私の同級生の方達が華やかに5人もそろって来てくれて、急きょ、先輩がお点前をしてくれる
      ことになり、お茶会?になりました。


      新しいスタイル、皆でおしゃべりしながらくつろいで、楽しいお抹茶。
      これならだれでもOKです。


      「これからもお抹茶出しなさいよ」と言いおいて、昼前に帰られました。


      2日目は私の友人達が、寒い中をいらして下さったお客様に、心を込めたお抹茶でおもてなしを
      してくれました。


      大勢のお客様に、つたない作品でしたが見ていただき、確かに、陶芸もマクラメも、染色もフラワーデザインも、
      楽しい思いでやったことは伝えられたようで、いろいろコメント下さり、本当に嬉しく、励まされました。


      本当に多くのお客様が、この寒い中いらしてお付き合いくださって、嬉しかったです。


      「何でも1人でやる」なんて息まいては見ても、何一つ、1人でできることもなく、皆におんぶにだっこだったと
      いうことも思い知ったことでした。
      心から感謝、感謝です。


      70歳、これからちょっと開き直って、苦しいことでも悲しいことでも、おおらかにやり過ごせる力をつけ、ゆっくり
      自由に生きていきたいと思います。

       

      美津子つれづれに…「いよいよ。」

      2018.01.20 Saturday

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        「ちょっと作品展でもやってみようか」軽い気持ちで言い出したことだけど、
        博美が案内状を作ってお客様に出してくれたんだから、もう後には引けない
        (ちょっと大げさで悲壮感が漂ってる)と自分に言い聞かせ、毎日、作品展に向けて
        準備してきました。


        博美が体調を取り戻してきたここ半年くらい、景都も手伝ってくれて家事を全て
        やってくれるようになりました。


        はじめは、手持無沙汰で落ち着かず、つい手を出しては景都に叱られたりして、少し
        淋しくなってしまっていじけたり、開き直って、主人の晩酌する隣で一緒におつまみを
        食べてしまい、夕飯前にお腹がいっぱいになってしまったりしていましたが、そういうことに
        慣れて、考えてみれば、自分の自由になる時間をたっぷりいただいたということに
        気が付きました。


        今まで、あまりに働きづめできたから、いきなりこんな時間を与えられて、とまどった
        ようです。


        「食事の支度ができた」と呼ばれるまで、やりたいことをやっていられるので、
        随分、いろんなことができます。


        おかげで、作品展の準備も思いつくまま、自由にやっていられるので、
        ありがたく、感謝です。


        先日は、私のふるさと初倉出身の宮村弦さんの、アート書道を体験するワークショップ
        に参加させていただきました。

        ワークショップに参加したのは、生れて初めて。


        いろんな人々や思いに背中を押されてのことでしたが、とても良かったです。


        今までの書から離れて、全く新しい自由な発想で`花'という字を書いてみようと
        始まり、はじめは、どうしていいか難しかったけど、先生が後ろに来て、
        一緒に筆を持ってくれて書いた時、不思議と気持ちが解き放たれたような
        気がして、書きたい形が浮かんできて、どんどん自由になれて、とても楽しい
        `花'という字ができました。


        とても楽しく、興奮した勢いで作品展の看板も書いてみてしまいました。

        作品展まで一週間を切りました。


        自分のできる大まかなことはほぼできて、花材も入って来て、ようやく
        緊張感と共に楽しみもわいてきて…。


        私が手にすれば花たちが活躍してくれて、きっと`春を待つ心で'を
        ステキに表現してくれることでしょう。


        どうぞ、皆様が見に来て下さいますように。

         

         

        美津子つれづれに…「月の光をあびて」

        2018.01.03 Wednesday

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          例年通り、暮れは花室をお正月花で飾り、目いっぱい花の仕事をして
          無事に新しい年を迎えました。


          気がゆるんで元旦は朝寝をしてしまい、いつも初日の出を拝むことは
          できません。


          今年はお月様を拝みました。


          久しぶりに家族でゆっくりおせちを食べたりした元日の夜中、目があいたら
          窓から月の光が差し込んでいたので、起きて外を見ると月の光に庭が映し出され、
          椿の葉がキラキラ光っていました。


          思わずベランダに出ると、冷たい空気と共に、さぁっと身体に光が降りそそいできた
          気がして、見上げると真上に白い丸い月が出ていて、思わず手を合わせて
          しまいました。


          とても凛とした清々しい気持ちになりました。


          こんな体験は初めてですが、年のせいでしょうか。


          12月に70歳になって、家族がお祝いしてくれました。


          自分でも、元気にこんな年まで生きてこられてよかったと思ったので、
          素直に祝ってもらいました。


          博美は、イギリス帰りのすごくかわいくてステキな、ゆるびく村のカナさんに
          お願いして縫ってもらったワンピースをプレゼントしてくれました。


          とってもユニークなデザイン(これは若い人向きだと思いますが)暖かいし、
          かわいいし、とても気に入りました。


          魚中のお食事も、大将が気を使ってくれて、とても豪華でおいしかったです。


          70歳ってもっといやかと思ったけど、もうここまで来たらジタバタできないなって
          開き直った感じで、受け入れてしまいました。



          12月のそんな時点で、調子に乗ってお花展でも何でもやれそうな気になって、12月じゃ
          お正月花もあって忙しいから、1月の主人の誕生日が過ぎたらにしようなどと決めて
          しまっていました。


          50年近くも花の仕事をしてきて、これから先どこまでやれるかわからないし、できるうちに
          お客様に感謝の意味で春のお花をたくさん飾ってみようか。


          いつもお花を買って下さるお寺のKさんと、ずっと以前にご主人のご実家のお寺に入られる
          時には、盛大に花展をやろうと話し合っていたことを、まだKさんが覚えていてくれて…
          だんだんその時が近づいてきているので、予行演習も兼ねて とか


          千絵美も呼んで一緒に(これは今回は実現しません)とか、どんどん気が大きくなって
          案内状までできてしまいました。


          今 冷静になるとおとましくなってきて、なんでこんな大変なこと言っちゃったんだろうと
          後悔しています。


          千絵美じゃないけど「なんで止めてくれなかったの」です。


          結構その気になってる主人が、「そんな大げさに考えなくなっていいじゃん。自分達の器もあるんだし、
          花室にいつも通り花を飾って、お客様に見てもらえばいいじゃないの」と言いました。


          だって、うーんとステキにして、見に来てくれたお客様がびっくりするような花にしたいんだもん。





           

          美津子つれづれに…「クリスマスイブイブのおくりもの」

          2017.12.26 Tuesday

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            同級生のYさんのお宅に遊びに行くたびに、コレクションルームにY君の
            趣味の木工作品が増えているのを見て、「お抹茶を気楽に点てて遊べるような
            立礼のできる机を作ってほしい。」とおねだりしていたのですが、クリスマス
            イブイブの夜に届けてくれました。


            釘を一本も使わずに、右側面にちょうちょう左側にひょうたんのすかし彫り
            にしたステキな棚。


            私のイメージしていたよりずっとステキで(奥様の叱咤激励アドバイスあり)
            嬉しくて嬉しくて、涙が出てしまいました。


            イブイブに届けてくれるなんて、なんていきなはからいでしょうか。


            さて、今年のRPBイブイブコンサートは24回目だそうです。


            景都は今年で3回目です。何と幸せなことでしょう。

             

             

            島田市の゛ソーシャルインクルージョン”を考えるというのがテーマの

            広報11月号に景都がとりあげられました。

             

            インタビューを受けたのは知っていましたが、届いた広報を開いてあまりの

            アップに驚いて「ヤダァコマル」と自分でもないのに恥ずかしくなって

            一瞬閉じてしまいました。

             

            私達はただ、景都のことだけで一日一日を無事にと願うばかりで

            来てしまいましたが、こんなに社会がいろいろ考えて下さっているんだ

            と知り、本当にありがたく頭が下がります。
             


            次のページではRPBとの演奏風景が。メンバーの皆さんのやさしい

            コメントに感激しました。
             


            また、職場での写真の中の周りの皆様のやさしい笑顔がありがたく、家族は

            本当に救われました。

             

            広報を読まれた多くの皆様が温かい声を掛けて下さり、自覚が出て成長したと

            思います。
            「コンサートに行きますね」と声を掛けて下さる方もいらして、今回は毎日
            YouTubeで熱心に練習していました。当日の朝もヴォーカルレッスンの
            M先生にレッスンしていただいたり。

            ばあばはネイルとヘアーのブローをさせてもらって、店を早じまいして
            出かけました。


            RPBのイブイブコンサートは、私の妹も弟も来て一緒に楽しみます。


            相変わらず、RPBは衰えを知らない、音楽が好きで好きでたまんない
            というパワーが伝わってきます。


            景都も嬉しそうにサンタの帽子をかぶって登場し、やまゆりフォークビレッジシンガーズ
            と合唱しました。


            皆さんが楽器をなさるからと、景都も紅介さんにいただいた卵のマラカスをふって、
            ノリノリで歌っていました。


            エーデルワイスは、やまゆりの12人のギター演奏とバックコーラスを受けて、
            本当に気持ちよさそうにのびのびした声で歌えて、私達はホッとしました。


            景都からのイブイブの最高のプレゼントでした。


            RPBのコンサートは本当に楽しくて、日常を忘れて自然とリズムを取り、
            拍手をしてしまいます。


            妹も弟も主人も、周りのみんなも♪また会う日まで また〜♪
            とノリノリで手を振り、身体をゆらし…思わず笑ってしまいました。


            ♪モリトイズミニ〜〜♪など余韻にひたりながら家に帰り、毎年恒例の
            Y・Mさんの作って下さるクリスマス料理とケーキで、クリスマスイブイブ
            ディナー。


            今年は嬉しいこと満載のイブイブでありました。


            英気を養って、これからお正月花に突入します。