美津子つれづれ..「美坊主 誕生!」

2017.05.18 Thursday

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    早春から初夏にかけての庭の移り変わりは、フィルムを早送り
    しているようなスピード感で変化していきます。

    今は、とりどりの草木の緑が輝いています。

    まるで、よその子供さんの成長に驚かされるような感じ
    ですが、まさに、そんな場面に立ち会わせてもらって
    感動したことがありました。

    すみれフローリスト時代、生け花の花材をよく買いに来て
    くれた大人しい娘さんがいました。そして、いつもお寺で供える
    シバを買いに来てくれてた若いお坊さんがいて、その二人が結婚しました。

     

     

    じきに赤ちゃんをおんぶして見えるようになり、そのうち、

    やんちゃ坊主を2人も連れて、相変わらずお花を買いに

    来てくれていました。

     

    その頃、千絵美も店を手伝っていて、お母さんと私が

    花を選んでいる間中、水いたずらをしたがる二人の坊やに

    つきっきりで相手をしていました。

     

    そんな坊やも学校へ上がるようになってからは、さすがに

    ついて来ることもなくなりました。

    崖から飛び降りて怪我をしたの何のと

    やんちゃぶりは聞かされていましたが…。

     

    私達がSumirenoに越して来てから、中学くらいになってた

    お兄ちゃんが、お母様の誕生日のブーケを買いに、

    自転車に乗って汗びっしょりかいて来てくれたことが

    ありました。

     

    彼は口数も少なく、目的を伝えるのがやっと位でしたが

    私は嬉しくて、かわいくて、テンションマックスになって

    しまったことを覚えています。

     

    その後、高校、大学とすすむ折々のことは

    お母様から聞いていました。

    大学卒業と同時に、福井県の永平寺に修行に入ったと聞き、

    厳しいだろうと想像しては、頑張れ、頑張れと祈って居りました。

     

    やがて、2年間の修業を終え、さらに1年(言い方も知らない

    のですが)お礼奉行も終えて、帰って来ると聞きました。

     

    5月5日に福井県の永平寺を立ち、九頭竜から岐阜に行き、

    名古屋を経て、浜松、掛川、藤枝まで11日間かけて

    歩いて帰って来たのです。

     

     

    5月16日、2時頃お寺に到着すると聞いたので、

    どうしてもお迎えに行きたくて、主人と考えて、

    まずは、帰りの道中の島田で見つけて声を掛けようと

    時間を見ながら国道をのぼって行ってみました。

     

     

    最近は会ってないし、あてずっぽに行ってみた

    のですが、コンビニの前で後ろ向きに立って、

    何か飲んでる男の人を発見。足元に大きなリュックと

    お坊さんのかぶる丸いかさが置かれていたので、

    確信し近寄ると、面影の残る顔。

     

    思い切って、大きな声で「お帰りなさい」と

    声を掛けると、びっくりして振り向き「お久しぶりです」

    と微笑んできました。

     

    さすがに現代っ子。頭にはタオルをかぶっていましたが、

    Tシャツとスニーカーでした。そのスニーカーにのぞく足は

    赤く腫れあがり、こう薬がはがれかかっていました。

     

    伏し目がちの白い顔の鼻から目の下あたりにかけて、

    小さなそばかすが見えて…。

     

    主人も私も涙がこみ上げて、「お疲れ様」と言うのが

    精一杯でした。「あと少し頑張ってね」と別れて

    車でお寺に向かいました。

     

    お寺の境内には、方丈様はじめ檀家の皆さんが

    待ちかまえていました。

     

    彼の修業中も永平寺まで激励に行かれたという

    皆さんと一緒に待ちました。

     

    お客様にお茶を出したり忙しくしてらしたお母様も、

    彼の姿が急な坂の下まで見えるとけさをつけて迎えました。

     

    拍手の中ご両親に迎えられ、家に入るとじきに

    青々と剃髪された頭で、法衣に着替えて

    本堂に出て来て「ただいま帰りました」と

    挨拶されました。

     

    持って行った花束を主人が渡し、檀家総代のおばあちゃんが

    お祝いに炊いてくれたというお赤飯を、みんなで1口ずつ

    いただいたところで、総代さんが、彼の赤く腫れあがった両足と

    紫になった爪を見かねて「今日は皆これで帰ろう。本当に

    よく頑張ってくれた。これから話も、お経もいくらでも聞ける。

    とにかくゆっくり休んでください。」と言ってお開きに

    なりました。

     

    これから本当に、ご法話も、お経も聞きたい。

     

    暖かい檀家さんたちに囲まれて、まさに我らが

    美坊主の誕生です。

     

    本当に、貴重な場に立ち会わせていただきました。

     

    これからは、彼がこの小さなお寺を継ぎ、ご両親は、

    春野にあるお父様のご溟家の大きなお寺に入られる

    のでしょう。

     

     

    30年近くも、お花を通してお付き合いいただき、

    ずぅっと彼女の成長を見てきているので、お別れの時を

    想像するだけで涙が出そうになりますが、彼女が立派に

    後を託せる子供を育てあげたことを喜ばなくてはね。

    美津子つれづれに...「すみれと過ごした時間」

    2017.05.04 Thursday

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      ダンボールで作ったドールハウスが、ひっそりと居間のすみに残されて…。

       

       

      すみれとフェルトで小さなウサギのぬいぐるみを作ったので、もっと楽しませ

      たくなって、内側に小花模様の付いたダンボール箱を使って、私がカッターで

      小さなドアや、窓をたくさん切り抜き、明かり取りの付いた屋根を付けたり

      してると、千絵美が、マスキングテープや、かわいい折り紙で外壁を

      飾って仕上げた楽しいお家です。

       

      すみれが喜んで遊び、スイスに持って帰りたがりましたが、

      さすがに大きすぎて、あきらめて、うさ子ちゃん達だけ

      連れて帰ったのでした。

       

      一昨日、千絵美達は1ヶ月弱の里帰りを終えて帰りました。

       

      今回は、私も主人と一緒にセントレアまで迎えに行き、

      送りも行きました。

       

      行きは良い良い 帰りは…。

       

      すみれの居た生活の何と刺激的だったことか。

       

      天使と小悪魔が同居してる感じで。

       

       

      私が縫っておいたワンピースがぴったり似合って

      「ばあば、いつもすみれのために、かわいいお洋服を

      縫ってくれてありがと」

      「じいじのお蕎麦は、世界一美味しいよ!!ありがと」

      と何杯もおかわりしたりしてとろけさせたかと思えば

      私が「千絵美、そんなに食べてばかりいたらまた太る。

      やめなさい」なんて昔のような口調で言えば、千絵美の肩を持って

      「ママをいじめないで!!ばあばなんて、顔に黒い物が

      いっぱいついてるくせに!!」ときました。

      私が毎朝苦にして、スポッツカバーで隠してるつもりの

      シミをめざとく見つけて、情容赦もなく。

       

       

      主人だって、どれだけアッシー君をさせられてるかわかんない

      というのにかわいくてからかうので嫌われて、家族の好き

      ランキングでは10番だって。(そんなに家族もいないのに。)

       

      自分たちの孫とはいえ、もうしっかりと意志を持った

      スイスの子ども。遠くから想像していたより、ずっと成長

      していて驚きました。

       

      「ばあば、お願いがあるの。すみれに編み物とか

      縫い物を教えて」と言うので、ひも編みや、簡単な縫い物など

      を教えれば、やれるし、私が筆を持てば、すぐ「すみれも」と

      くらいついてきて、結構それがさまになっていたりして…。

       

       

      おもしろいのは言葉。

      「おやすみなさい」を言いに行って、お風呂から上がった

      ばかりの景都の裸体に遭遇して、すかさず「ケイト、ナイス

      バディーだね」。景都は「その発音が良い」という反応でしたが、

      大人達は、そのタイミングに笑い転げてしまいました。

       

      クマのぬいぐるみを並べて、一人の世界でなりきっていた時、

      「心配させやがって…」何て聞こえてきたので、皆で

      ビックリして「すみれ、なんて言った?どこでそんな言葉

      覚えたの?」と聞くと、「じいじがいつも観ているテレビで

      言ってたもん」

      「鬼平犯科長」か「木枯らし紋次郎」かな。

       

      きっとこんな調子で、ドイツ語でも、日本語でも

      聞き覚えたことをいいタイミングで使ってみては、

      自分の物にしていくんだろうと思います。

       

      六合小学校でも、言葉は全くOKでした。

       

      それにしても「心配させやがって」はどうかな。

       

       

      食べ物の好き嫌いも多いし、えばりんぼで、

      ちっとも言うことを聞かなくて叱られることも

      多いけど、一緒にいるとおもしろくて。

       

      これから先何回会えるんだろうと考えたりすることも

      あるけれど、どうか、千絵美とコニーが仲良く

      子育てしてくれて、元気な、かわいい、賢い、いい子

      に育って、幸せになってほしいと思います。

       

       

      帰ってしまったら、淋しくなって、どっと疲れを感じたりして。

       

       

      でも、孫は来て良し、帰って良しですって。

       

       

      気持ちをかえて、たまっている宿題を頑張ってやろう。っと

       

       

       

       

       

       

       

       


       

      美津子つれづれ…「四月の話」

      2017.04.26 Wednesday

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        桃や桜が遅れたせいか、利休梅や他の花木も一緒に咲き、
        ルピナスやチューリップを合わせて、一気に華やかな庭
        になり、普段はひっそりとしている菫埜も、桜を見に来る人で
        にぎわいました。

         

        それに、今年は2年ぶりにスイスの千絵美がすみれを連れて
        里帰りしたので、何倍ものにぎやかになって…。

         

        ようやく咲いた桜も、うすら寒い日が続いたりして、長く咲いていて

        くれるかと思ったら、強風が吹いたり、春の嵐に見舞われたりして、

        一週間で散ってしまいました。

         

        でも、コデマリやオオデマリ、白山吹、花水木、ジューンベリー

        と白い花が続いて咲き始め、さわやかな庭になっていきます。

         

        千絵美が来ると、本当になぜだか慌ただしくなり、毎日が

        またたく間に過ぎていきます。

         

        こちらにいる一か月間、すみれを六合小学校に入れてもらいたいと

        お願いしてあったので、朝、名古屋のセントレアに到着して、

        午後からの入学式に間に合うように迎えに行って、連れて来て

        そのまま六小の一年二組の学校生活が始まってしまいました。

         

        ばあばは、向こうの学校は春休みなんだから、そんな

        無理しなくても、ずうっとゆっくりすみれといろんなことして

        遊びたいと思っていたのに。

         

        生活のペースが変わってしまい、主人は、春で仕事も

        そこそこ増えるのに、千絵美のアッシーの仕事が忙しくて、

        来る前は、ああしてやりたい、こうもしてやりたいと

        楽しみにしていたのに、全く思うようにはいかなくて、

        皆だんだんイライラしてきて、毎度のことですが、

        ケンカモンカになってしまいます。

         

        さすがの私も、主人への叱咤激励は休業せざるを得なくて…。

         

        そんな中でも景都は、社会人一年生になり、お勤めが始まりました。

         

        職場の皆さまに優しく温かく受け入れていただいたおかげで、

        毎日張り切って電車とバスを短く乗り継いで通っています。

         

        景都のできる仕事を、との周りの方々のお気遣いを思うと

        本当にありがたく、こちらも何かできないかと思ったのが花。

        景都に「余裕が出てきたら、どこかお花を飾れる場所がないか

        見てきて。」と言っておき、毎日帰ってくると「どうだった」と

        じいじとばあばが交互に聞いていましたが、何日目かに景都から

        「置けそうな所があったよ。」と報告があると、二人で「やったね!!」

         

        「木曜日に持ってっても」と消極的な博美に「景都が思い立ったんだから

        吉日、善は急げ」と主人との合作の小さな花器を選び、庭に咲いたチューリップを

        一輪持たせました。

         

        花器に水を入れるのも、運ぶのもお世話になったようですが、皆さんが喜んで下さり、

        部長さんの隣のテーブルに飾ってくれたと笑顔で帰って来て、

        毎週月曜日には「ばあばお花お願い」と言って持って行くようになりました。

         

        歓送迎会なるものも初体験。何とそこで、部長さんのリクエストで

        「世界に一つだけの花」を歌わせてもらったとか。

         

        電車の乗り降りでお世話になるお兄さんや、バスの運転手さんとの会話など、

        景都の世界がどんどん広がって。

         

        時には、与えられた仕事が思うようにいかず、ベッドで涙がこぼれることも

        ありますが、少しずつ成長して、温かく見守ってくれる人たちに応えられる

        ようになってくれるといいと思います。

         

        景都が先日、ついにお給料の明細をいただいてきました。

        「景都おめでとう。仏様にお供えして、ありがとうしてね」

         

        早速私は、日記用の厚いノートとボールペンを、主人はちょっと高級な

        おつまみをとリクエストしました。

         

        これから庭にクレマチスが咲こうとしています。

         

         

         

         

        美津子つれづれ…「四月の話」

        2017.04.25 Tuesday

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          桃や桜が遅れたせいか、利休梅や他の花木も一緒に咲き、
          ルピナスやチューリップを合わせて、一気に華やかな庭
          になり、普段はひっそりとしている菫埜も、桜を見に来る人で
          にぎわいました。

           

          それに、今年は2年ぶりにスイスの千絵美がすみれを連れて
          里帰りしたので、何倍ものにぎやかになって…。

           

          ようやく咲いた桜も、うすら寒い日が続いたりして、長く咲いていて

          くれるかと思ったら、強風が吹いたり、春の嵐に見舞われたりして、

          一週間で散ってしまいました。

           

          でも、コデマリやオオデマリ、白山吹、花水木、ジューンベリー

          と白い花が続いて咲き始め、さわやかな庭になっていきます。

           

          千絵美が来ると、本当になぜだか慌ただしくなり、毎日が

          またたく間に過ぎていきます。

           

          こちらにいる一か月間、すみれを六合小学校に入れてもらいたいと

          お願いしてあったので、朝、名古屋のセントレアに到着して、

          午後からの入学式に間に合うように迎えに行って、連れて来て

          そのまま六小の一年二組の学校生活が始まってしまいました。

           

          ばあばは、向こうの学校は春休みなんだから、そんな

          無理しなくても、ずうっとゆっくりすみれといろんなことして

          遊びたいと思っていたのに。

           

          生活のペースが変わってしまい、主人は、春で仕事も

          そこそこ増えるのに、千絵美のアッシーの仕事が忙しくて、

          来る前は、ああしてやりたい、こうもしてやりたいと

          楽しみにしていたのに、全く思うようにはいかなくて、

          皆だんだんイライラしてきて、毎度のことですが、

          ケンカモンカになってしまいます。

           

          さすがの私も、主人への叱咤激励は休業せざるを得なくて…。

           

          そんな中でも景都は、社会人一年生になり、お勤めが始まりました。

           

          職場の皆さまに優しく温かく受け入れていただいたおかげで、

          毎日張り切って電車とバスを短く乗り継いで通っています。

           

          景都のできる仕事を、との周りの方々のお気遣いを思うと

          本当にありがたく、こちらも何かできないかと思ったのが花。

          景都に「余裕が出てきたら、どこかお花を飾れる場所がないか

          見てきて。」と言っておき、毎日帰ってくると「どうだった」と

          じいじとばあばが交互に聞いていましたが、何日目かに景都から

          「置けそうな所があったよ。」と報告があると、二人で「やったね!!」

           

          「木曜日に持ってっても」と消極的な博美に「景都が思い立ったんだから

          吉日、善は急げ」と主人との合作の小さな花器を選び、庭に咲いたチューリップを

          一輪持たせました。

           

          花器に水を入れるのも、運ぶのもお世話になったようですが、皆さんが喜んで下さり、

          部長さんの隣のテーブルに飾ってくれたと笑顔で帰って来て、

          毎週月曜日には「ばあばお花お願い」と言って持って行くようになりました。

           

          歓送迎会なるものも初体験。何とそこで、部長さんのリクエストで

          「世界に一つだけの花」を歌わせてもらったとか。

           

          電車の乗り降りでお世話になるお兄さんや、バスの運転手さんとの会話など、

          景都の世界がどんどん広がって。

           

          時には、与えられた仕事が思うようにいかず、ベッドで涙がこぼれることも

          ありますが、少しずつ成長して、温かく見守ってくれる人たちに応えられる

          ようになってくれるといいと思います。

           

          景都が先日、ついにお給料の明細をいただいてきました。

          「景都おめでとう。仏様にお供えして、ありがとうしてね」

           

          早速私は、日記用の厚いノートとボールペンを、主人はちょっと高級な

          おつまみをとリクエストしました。

           

          これから庭にクレマチスが咲こうとしています。

           

           

           

           

          美津子つれづれ…「桜を待ちながら」

          2017.04.02 Sunday

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            桜のつぼみが1輪も開かないで、4月を迎えるなんて、菫埜に住んで
            初めてです。コブシや啓翁桜などは、なかなか暖かくならない
            おかげでとても長く咲いてくれて、ようやく散り始めた
            ところですが。3月は、どうなってるんだろう
            というようにいろいろあった1か月でした。

            店は、普段はのんびりしているけど、寒い春でもウェディングの花や
            お別れの花の注文が入って、営業日も、定休日も関係なく
            仕事に追われておりました。

            仕事に追われながらも、私は、周りの人たちのいろんなことに
            巻き込まれた感じで、相談を持ち込まれたり、深刻な話を聞かされた
            ことがあって、ゆっくり眠れた日は少なかったような気がします。
             

             

            そんな私に妹は、考えてもどうにもならないことは考えないで、

            人のことには首を突っ込まない方がいいと言いますが…。

            そうきっぱりはできなくて…。

             

            確かに、自分たちのこんな小さな店ですら、細々でも続けられるか

            どうかなのに、よその大きな店の売り上げを上げるなんて、どうこう

            できる訳でもないのに、何とかうまくいってほしいと、あれこれ

            生意気なことを言ったりして…。

            立派なコンサルタントがついているのに。

             

            人が深い闇の中に入り込んでしまっている時は、

            どんなに思っても、どんな言葉をかけても無理で、

            ただただ心から待つしかないのに。

             

            また、夫婦のことなんて2人にしかわからないことで、

            外からどれだけ気をもんでも…ねぇ…。

             

            おまけに、主人までやたら怒りっぽくなっちゃって、

            クロネコヤマトのお兄さんの態度に腹を立てて

            文句を言ったり、トイレの修理のことで

            間に立ってくれた大工さんの対応が遅いと電話で怒って、

            イチゴやトマトをいっぱい持って謝りに来てくれたりしちゃって、

            本当に困ってしまいました。

             

            人に話したら、年を取って怒ったりするようになったら

            認知症の始まりかもなんて言われて、どうしようと

            千絵美に話したら、「今、世の中でお父さんみたいな人が

            いっぱいなんだって」と言い、姪は、今はそうやって

            浄化しているところだから、いいんだというふうに

            誰かから聞いたと言います。

             

            まぁ、浄化されている、思えばいいかと少し落ち着いた頃、

            主人の伯母が亡くなりました。

            解るうちにと呼ばれて、2人で会いに行った2日後、

            97歳で天寿を全うして、静かに眠りにつきました。

             

            明るくて、誰にも優しい人で、私などにも優しい言葉を

            掛けてくれました。

             

            皆から、たくさんのお供えの花を頼まれて、主人と

            力を合わせて、10基ものお花を白をベースに、

            紫からピンクのグラデーションになるように飾りました。

            心を込めて。

             

            お花を見て「あいちゃんが、博ちゃんにやってもらって、

            喜んでるよ。」とか「美津子さん、大変だったでしょう。」

            「こんなにきれいにやってくれて、ありがとう。」

            皆が声をかけてくれました。

             

            15人ものひ孫が並んで、「あいちゃん、ありがとう」

            とお別れの言葉を言って…。

            あいちゃんのお弔いは、その人柄のように、とても和やかで、

            暖かで、私達を本当に穏やかな気持ちにさせてくれました。

            まさに、浄化していただいた思いです。

             

            4月、新年度の始まりです。新しい生活も始まります。

             

            これから桜も咲いてくるでしょう。楽しい春を迎えましょう。